May 30, 2009

現在の仕事は、賃貸事務所です

現在、私はIT関連会社でのソフトウェア開発業務を行っています。同社は本社を賃貸オフィスに置いています。ただ、かなり良い建物の1階を賃貸オフィスにいて、非常に満足しています。そして、仕事内容もPCがあれば問題がないので、特に賃貸の事務所で問題がなく、基本的にすべての取引先で業務を行っています。
会計事務所の看板はよく目にあったのだが、高校卒業して入社した会社が年に一回の決算時に個室を用意して、その中で一日中会計事務所から来た人々が込められて仕事しているのを見て初めて仕事内容が明らかにれた。細かい数字抜かりはなく、気を使う死語だと思っています。その結果、会社の運営状況などが明確に凄いことだと思っていました。
 唐突ですが、皆さんは東京ディズニーシーで開催されているショー「ミスティックリズム」をご存じでしょうか? 2011年に10周年を迎える東京ディズニーシーで、唯一開園当時から今までロングランが行われている“東京ディズニーシーらしい”ショーです。

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 “東京ディズニーシーらしい”と書きましたが、そのココロは「大人向け」ということ。ジャングルを取り巻くリズムを、セリフなしで(ナレーションはありますが)つづる約30分の物語です。その内容は激しいダンスとアクロバティックな空中演技、びっくりするような仕掛けのある舞台装置。

 いわゆるディズニーキャラクターは出てきません。しかし、子供たちは目を奪われます。大人だけにしか分からないような「大人向け」でもありません。このショーが今もきっちり続いていることに、東京ディズニーリゾートの奥深さを感じています。

●東京ディズニーリゾートに新たに加わった1つのピース「ZED」

 舞浜には、この「ミスティックリズム」に大変近しい位置のエンターテイメントがもう1つあります。それが「ZED」。カナダからやってきた超技巧派演劇集団「シルク・ドゥ・ソレイユ」がアジアに初めて専用劇場「シルク・ドゥ・ソレイユシアター東京」を作ったのは2008年10月。オープンから現在までそこで行われているのが「ZED」です。

 シルク・ドゥ・ソレイユという集団は、サーカスや大道芸、体操を1つのエンターテイメントとしてまとめた、米国で大変人気のある集団です。特に、現在のラスベガスはカジノの街というよりエンターテイメントの街となっており、その中核に存在するのがシルク・ドゥ・ソレイユが作り出したショーの数々です。

 ステージ自体がプールとなっていて、シンクロナイズドスイミングの要素を取り入れた「O」(オー)や、ステージが自由に回転する「KA」(カー)などは大変人気でチケットが取りづらい状況が続いていますし、ビートルズをテーマにした「LOVE」や、性をテーマにした大人向けの「Zumanity」、さらに2011年10月から「Michael Jackson The Immortal World Tour」も公演予定です。

 そのシルク・ドゥ・ソレイユが舞浜にやってきたわけです。が、これがなかなか実際に体験した人が少ないようで……。

 結論からいいますと、世界的に有名なエンターテイメント施設が徒歩圏内に2つも存在するという立地条件で、“あえて”ZEDを見るという選択はなかなかしづらいでしょう(しかもZEDのチケットは1日パスポートよりも高いですし)。筆者の周りにいるディズニーパークマニアもZEDは未体験、という方が多く、ちょっともったいないと思っています。

●余韻と余白を大きく残す「ZED」というエンターテイメント

 ZEDの魅力――――それも東京ディズニーランド/シーを超えた魅力とは何でしょうか。それは「余韻と余白を残している」ことでしょう。先に挙げたミスティックリズムはシルク・ドゥ・ソレイユのエンターテイメントに大変よく似ており、おそらく、このショーの表現手法はラスベガスで行われている「O」(オー)を参考にしているのではないかと思います。

 パーク巧者(ディズニー上級者)の多くは、このミスティックリズムを高く評価しています。ですから、そういう方ほどシルク・ドゥ・ソレイユにスッと入っていけるのでは?

 シルク・ドゥ・ソレイユのステージは、ほとんどセリフがありません。サーカスにつきもののピエロたちが登場し、その寸劇からいつの間にか異空間に放り込まれます。そこから先は鍛え上げられた肉体がアクロバティックな演技を通じ、言葉を使わずに何かを伝えてきます。

 目の前で行われていることを言葉にしてしまえば、「ジャグリング」だったり「空中ブランコ」だったり「綱渡り」だったりです。しかし、そこには私たちがイメージするサーカスとはまったく違うエンターテイメントがあります。この点が、シルク・ドゥ・ソレイユの大変大きな特徴であり、そして人に伝えづらいポイントであると思います。体験するしかないのですから。

 だからでしょうか。見終わったあとに「あのシーン、どう感じた?」と家族や同行者に聞きたくてしょうがなくなります。筆者はこの余韻と余白こそが、東京ディズニーリゾートにシルク・ドゥ・ソレイユのショーを持ってきた一番の理由だと思っています。

 ZEDにはしっかりとしたストーリーと、シークエンスごとの意味がきっちり定義されています(これは公式サイトや劇場内で販売されているパンフレットなどに掲載されています)。しかし、劇中でそれは一切言語化されていません。

 パンフレットを買って答え合わせをするのもいいですが、「自分はこう思った」という感動こそが正解だと思います。ここ最近の東京ディズニーリゾートのエンターテイメントにはセリフが多く、説明過多で想像の余地が少ないと感じています。だからこそ、ZEDのようなステージは昔からの東京ディズニーリゾートファンにお勧めできるのです。

 ということは、ZEDを見たあとにコミュニケーションを取るための時間と場所の確保が必須です。東京ディズニーリゾートでは「ZEDに行ってパークにも行こう」というキャンペーンをやっていますが、ZEDの余韻をパークで上書きすることはもったいない。「ZEDを観て、そのあとゆっくりディナーでもどうぞ」というのがよいのではないでしょうか(東京ディズニーリゾートはこの流れのキャンペーンも行っています。抜かりない)。

●「ZED」こそがファミリー・エンターテイメントだ!

 ZEDは「大人向け過ぎる」「チケットが高過ぎる」「面白くなさそう」なんて声も聞こえます。しかし、このショーこそ“子供の中にある大人”を刺激するものですし、そのあとのコミュニケーションも含めてシルク・ドゥ・ソレイユのエンターテイメントです。鍛え上げられた体と素晴らしい技術、「人間は美しい!」と素直に感じたのは久しぶりのステージでした。

 ウォルト・ディズニーは、テーマパークを家族で楽しむための「ファミリー・エンターテイメント」として作り上げました。ZEDは舞浜に作られたリゾートの重要なエンターテイメント。この記事がその「最後のピース」を体験するきっかけになれば大変うれしく思います。【宮田健,Business Media 誠】


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